Matterport（マーターポート）とブラウザの自動翻訳機能の併用にご注意を！

April 15, 2021 Kazuki Takebe

こんにちは。Matterport（マーターポート）での３DVR撮影・VR制作のDRIFT PHOTOGRAPHYです。

DRIFT PHOTOGRAPHYでは、Matterport（マーターポート）での３DVR撮影・編集・制作を通じて、VRサービスのWEBマーケティングへの活用を推進しています。東京、大阪、名古屋を中心に、主に関東〜中部〜近畿（関西）から、日本全国・海外案件も承ります。（コロナ禍で海外案件は受付を見合わせております。）

■ Matterport（マーターポート）のトリセツ

今日は、関東エリア（東京）、関西エリア（大阪）のパートナー企業様、中部エリア（名古屋）のクライアント企業様から複数回お問合せがあった「自動翻訳機能との動作異常（バグ）」についてご案内します。

最近はWebブラウザに自動翻訳機能をつけている方も多いと思います。

この自動翻訳機能。外国語のサイトを閲覧する際には重宝するのですが、実はMatterport（マーターポート）にとっては良くありません。

Matterportには、表示言語を日本語にする機能があり、VR内のメニュータイトル等を日本語で表示させることが出来ます。また、VR自体の名称や、マータータグ（VR空間内に文字や画像、動画を埋め込める◎印のタグ）に記載する説明文は日本語で入力し、表示することができます。

ただし！ブラウザで翻訳機能が”日本語に翻訳する”という設定になっていると、「日本語」→「日本語」に翻訳するということになり、表記が意図しない内容になったり、動作異常が起こる等のいわゆるバグが発生します。

■自動翻訳機能による誤表示（基本情報表示欄）

翻訳機能で「日本語」に変換してしまうと、「日本語」→「日本語」翻訳となり表示が無茶苦茶に。

■自動翻訳機能による誤表示（タグ内の文字）

■自動翻訳機能による動作異常

本来、「長井千春」だけだったタイトルが、詳細情報の「開く」「閉じる」の動作をするたび無限に増殖してしまう。

■Matterport（マーターポート）社の見解

この事象について、Matterportの本社サポートチームに確認したところ、

「残念ながらMatterportがコントロールできる範囲外の事象です。ブラウザの設定を変更し、自動翻訳機能がアクティブになっている場合、それを無効にすることをお勧めします。」とのことでした。

Unfortunately, this is something under Matterport's control.
I would advise editing your browser settings, the automatic translation feature might be enabled, in that case it would be better if it was disabled.

■ではどう対応したら良いか？

この現象が自動翻訳機能との兼ね合いによって発生することは分かりました。

ただ、Matterportの３Dショーケース（３DVR空間）を閲覧する一般のユーザーは、「自動翻訳機能が悪さをしている」ということはおおよそ分かりません。

もし、日本語への自動翻訳をデフォルト設定（初期設定）しているユーザーが３DVRショーケースを閲覧した場合、「なんだこれは？」と、VRを公開している企業に対する不信感にもつながりかねません。

対処法①

３DVRを掲載するWebサイトに、

「ブラウザの自動翻訳機能をOFFにしてご覧ください」

と見える場所に記載をすることが一つ。　かつ、自動翻訳機能をOFFにする方法まで掲載するとより親切でしょう。

対処法②

対処法①は、ユーザーに負担がかかります。

また、ITリテラシーの高くないユーザーにとっては、３DVRショーケースを閲覧する前の障害となってしまい、VRを見るのが面倒くさくなり、そのままページから離脱してしまう可能性もあります。

私たちが様々な検証を重ねた結果、ブラウザの翻訳機能による弊害を回避する方法を探し当てました。

私たちDRIFT PHOTOGRAPHYのPC、ブラウザでは現象が発生しないことを確認しています。

ではどうすればいいか？　それは、私たちの検証とトラブルシュートの努力の賜物なのでここでは公表できませんが、クライアント様、パートナー企業様には是非お勧めさせていただきたい対処法です。

ちょっとモヤモヤした締めくくりになってしまいましたが、「対処法はあります！」ということだけでもお伝えできればと思い、今回の記事にしました。

それではまた！

★DRIFT PHOTOGRAPHY（ドリフトフォトグラフィー）はアメリカ・シリコンバレーのMatterport（マーターポート）社のマーターポート・オフィシャルサービスパートナーです。